清須びとINTERVIEW Vol.1
清須からワクワクするモノづくりを。
- 株式会社成瀬エンジニアリング
- 代表取締役 山本さん
モノづくりの愛知において清須の製造業さんにも着目、株式会社成瀬エンジニアリングさんの扉を叩いてみました。製品を作るために「必要不可欠」なものが何なのか、工場の中にはたくさん輝くものがありました。
主には金型部品、工業ブラシ部品、産業用モータ部品、専用機部品、冶工具など、生産用機械器具を構成する部品の切削加工を行っている成瀬エンジニアリングさん。
インターチェンジを下りた大通りのそばの道、入ってすぐにある成瀬さんの立地にて、「清須は交通の便がいいんだよ」とよく耳にする部分か…なるほど、まさにこんな感じね!と納得。
誰でも入れるわけじゃない工場の中。その扉の先に、今回お話を伺った代表の山本さんがいらっしゃいました。
手放したくないくらい、愛着をもってものづくりに向き合う
清須のシゴト:製造業さんの工場の中、日常ではなかなか見れないので機会をいただきありがとうございます!
山本さん:これまで作ってきた治具は、こんな感じで色々な形や大きさがあって、これはもちろんほんの一部で。
当然なんですが、お客さまにご依頼いただいて作っているので、完成したものはお客さまに納品していて、ここにはないんです。
「苦労したから手放したくない!」っていう気持ち、わかります(笑)?
自分が作った、「作品」というわけじゃないですけど、細かいところまできちんとこだわって作るので、手元でいつでも見れるように飾っておきたい!みたいな(笑)。
でも残しておけないから、できるだけ写真に撮って残したりしています。僕は(笑)。
清須のシゴト:自分で作る=「作品」という感覚はなんとなくわかる気がします!
山本さん:元々はもちろん、お客さまに喜んでもらうために作っているんだけども…、モノづくりが好きが故に…ね。気持ちが入れば入るだけ「明日には持っていかないといけないのか」、というもどかしさもあったりするんですよ…。
大事にしているのは、自分自身がワクワクできるモノづくりをすること。
清須のシゴト:愛情が深いです!モノづくりが好き!というのがすごく分かります。
山本さん:やっぱりこだわりを持って作った方が楽しいじゃないですか。
自分が納得できるものを「やりきった!」と言い切れるくらい頑張れる、っていうのは自信にもつながっていくと思いますし。
僕は作ることが本当に好きなのかもしれない(笑)。
もちろん、モノづくりの中にも色々な技術や工程があるので人それぞれかもしれないですが、きっとそれぞれの良さがあると思っていて。
別に人一倍目立つものがなくてもいいんです。
ワクワクしたらそれが伸ばせるチャンス、と思えたらいいのかなと。
清須のシゴト:山本さん的「ワクワク」、もう少し聞かせてください。
山本さん:ワクワクっていうのは漠然としていてわかりにくいって言われるんですけれども、僕は答えは一つではないと思っていて。
モノづくりで面白さや嬉しさみたいなものに触れて感じる、その人それぞれのワクワクで良いと思うんです。
自分がいいと思うモノを作ること。
憧れをもってモノづくりをしてもらえれば、それがやっぱり価値になっていくと思っています。
清須には、昔ながらの町工場が根付いて頑張っていると知ってもらいたい
清須のシゴト:モノづくり仲間のような方は清須にいらっしゃいますか?
山本さん:多くないですけど信頼できる仲間企業さんはいますね。
企業間連携じゃないですけど、清須市の中でも横のつながりを持って関わっていくと、同業者さんでも意外とやっている内容自体は全然違ったりするんです。
仰々しく「連携」ってなると大企業にしかできないよね、と思うかもしれないですが、
今よりもっと、中小・零細でも強みを出し合ったらいいものは絶対できるよね!ってなるといいなと思います。
清須のシゴト:先程のワクワクもそうですが、モノづくりをする人や企業さまをリスペクトしているからこそ「強みを出し合う」という素敵な関係性が叶いそうです。
山本さん:しかもそれが清須市の中でできたら…「地域ブランド」になって面白くなるかもしれないですね。
清須って意外と知られていないかもですが、モノづくりの会社が実は多いんですよね。昔ながらの町工場とか、思ったより根付いて頑張ってるんです。
だから、清須市にはこういう想いで頑張っている会社がありますよ、って知ってもらえたらうれしいです。
その人それぞれ、会社ごとの魅力や良さを尊重しながらも、モノづくりへの熱い思い、真っ直ぐな気持ちが伝わってくる方でした。
意外と多いと判明した清須市で頑張るモノづくり企業様。
成瀬さんの想いと同じく、ワクワクするモノづくりをしているのかなぁと、ワクワクします。